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小学校低学年:不登校で共働き辞めました。得たこと、失ったこと

9末で退職しました。

普通の人でもまぁ辛いだろう退職後の書類系統、ADD/ADHDには地獄です。

なんとかならないものなのかお役所よ…

 

退職から1ヶ月経って、働くことをやめた決断について、得たもの失ったものを書いてみます。

休職から退職へ

不登校開始からすぐ、会社には休職を取らせてもらいました。介護保険のMAXである3ヶ月分とキリのいいところで休職期間を決めたあの時は、転校すればいけるようになると考えていました。

しかし子供が自分に起こったことを理解するにつれ、認知の歪みは激しくなり、ウツなのかと心配する半引きこもり状態、ゲーム依存にもなりました。親はもはや仕事なんてどうでもいい!人に任せてなんていられない!とある種のガルガル期となり早くから退職が決定路線となりました。

 

このテーマでググると、「親は辞めないべき」「子供の気持ちを尊重すべき」など不登校の専門家のコラムがありますが、低学年の場合、よほど信頼できる体力ばっちりの祖父母でもいない限り、ほぼ辞める他ない状況があります。

 

長時間のお留守番に信頼の置けない年齢。

在宅が許されてもしばしば構わなくてはならない。

低学年を受け入れるフリースクール/適応指導教室が少ない。

あっても、一人で通うことができる距離/交通手段でなければ送り迎えが必要。

毎日入れ替わり立ち替わりシッターを入れるか、入れてペイするのか。

 

ほぼ退職は決定事項としつつも、フリーランスで少しでも働かないかなど検討したり、グルグル悩み続けていました。

 

最終的には本人には決断させずママはお家にいようと思う」と親の考えとして話しました。顔がぱぁっと明るくなったので辞めることにしました。

「自分が辞めさせた」という印象を残すのは避けたかった。

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ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)

 

 

ただお金については、正直に話ました。

旅行やキャンプ、遊園地の回数が少なくなること、きちんと生活することを心がけること。

それまでパワーカップルとして、面倒なことはお金で解決!的なところもありましたから、子供自体もそんな風になってしまっていました。これは躾の問題として反省しています。

 

得たもの 

信頼

素早い休職と退職は、子供との信頼関係において重要だったと思います。

親側が荒れたり、子供側が荒れたり、色々ありましたがそれでも、

「親が自分を守ってくれる」と、彼は信じて疑いません。

崩れ崩れになってしまったとき、信頼と愛情こそが最後の命綱のようなものでした。

 

再登校チャレンジの成功

現状は週まとめの通り、学校でゲーム引きこもりになっただけとはいえ、不安感、恐怖心は薄れています。

そもそも前の学校は門まで入れないどころか、話に出るだけで唇真っ青なところまできましたので、初日学校に入っただけで「成功している」としたいところです。

日に日に変わる状況に機敏に対応できるのは日ごろ面倒を見る主担当に他なりません。

正直今の学校では、泣いても叫んでも、頼めばおいて帰ることは可能だったんだろうと思います。

しかしながらその喪失は計り知れません。

これからの子供の人生のために、スモールステップで進めていくことが正解であると思っています。

 

学校に行って欲しい気持ちが減る

特に休職中は、投げ出した仕事もやや気になり、育児にも職場にも向き合えていないようで罪悪感がありましたし、

退職した時は正直、1つ決断できたことがスッキリしました。

在籍している限り、「学校に(預けられるところに)行って欲しい」という要望は消えることはありませんでした。親都合のこの気持ちが残っている限り、最終的な子供との信頼は結べません。

職場はまだ待っても良いと協力してくれましたが、有耶無耶にしなくて良かったと思っています。

 

失ったもの

自己効力感

自己効力感はダントツ、思わぬほど、失いました。

私は、育児も家事もあまり上手くありません。家事はそもそも好きじゃないし、人と付き合うこと自体がめんどくさい、割と残念なタチです。

 

自由な時間もなく、思うようにいくことはなく、自身と子供双方のヒステリックに悩まされて眠れなくなりさらに家事育児がひどくなっていく。

 

共働きの時も息切れするほど辛かったと思いますが、メリハリはきいていて、思う通りになることも、進捗している感もありました。

 

「得たもの」と少し反しますが、子供の状態が良くなってきて、再登校が上手くいっても、それは彼の功績です。

主婦として親としての自己効力感をどうやってあげられるのかは、まだ課題だと思っています。

 

お金

当然のことながら収入がなくなり、同時にお金で解決してきたような事にも向き合わなければなりませんでした。

幸い家計としては夫の収入で十分ではありましたが、旅行やなんやといった享楽費を節約しながら楽しく過ごすことについても、まだ課題です。

 

キャリア

大した出世もしていないキャリアでしたが、正社員をずっと続けており、売りスキルもありましたので、単純な転職であれば、正社員転職は可能でした。この件と別件で転職活動はしていたので😅

 

アラフォーという年齢を考えるとブランクありでの再就職は難しいでしょう。雇用形態にはこだわらないものの、一般的に派遣さんには「丁寧できたんとした仕事」「定型的なことを回す仕事」が割り当てられます。これらは私にとっては凹特性にあたり、望ましい結果になるかも不安があります。

それでも何かとお金のある障害児育児なので、いずれは働くだろうと思います。

 

退職は成功だったか?

最初に書いた通り、いろいろ検討したうえで、「ほかに手段はない」だったのですが、成功だったと思います。

各種失ったものがあっても、 子供のことにしっかりと向き合えるようになりました。

 

ただ、おすすめはしません。

親側がしっかりと対応できるのであれば、職場に無理を聞いてもらえるのであれば、短時間などでもつながっておくのは大事かなと思いますし、金銭的に本当にゆとりをなくしてしまうと、不登校児の居場所確保もなかなか大変です。何かとお金がかかります…

 

現在思ったよりも早く長時間を学校で過ごすことができており、午前中だけなどのパート的フリーランスの模索も再開しています。

なかなか見つかるものでもありませんが、親も子も、前を向いて歩いていけるように、努力していきたいと思います。

 

 

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