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再登校14週目:お友達とのケンカ

ついに来た!ついに来たよ!!

 

「タブレットばっかしてるなら学校こないでほしい!」

 

といわれる日。

わかる。わかるよ。思うよね、わかるよ…

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@無料素材:パブリックドメインQ

 

再登校を助けたお友達

現在支援級在籍の子の、しかもほんの数名としか絡んでいないアオですが、その中でもなついている子がいます。

 

おそらくADHD。見るからにADHD。活発で陽気で発想が面白い。

ご両親や先生はお困りかもしれませんが、無責任な他人から見ると、パワーあふれるかわいい子。

 

アオの不登校にとってはこの子の「空気を読まなさ」が最高にいい方向に働きました。「引きこもり個室」に登校していた時、文字通りのbroken doorにより遊びに(脱走しに)来てくれました。

 

「アオも落ち着かないかんじ?俺も!!」

「俺もソワソワする子。算数得意!国語きらい!書き取り大っ嫌い!」

 

トランポリンで跳ねながら、好きなことをしゃべって帰っていく。

友達が欲しいけれど不安と恐怖で引きこもりのアオには、この強い押しと自由さがキラキラとまぶしかったことでしょう。

 

アオが再登校にやや乗り気になったのには、この子の存在が大きく働いていました。

 

初めての喧嘩

初期、ほんの少しの時間登校していた時には、支援級の子の間でも「なんか事情があるんだな…」という雰囲気がありました。そもそも顔も緊張していたし、青ざめていたこともあったし。

 

しかし本当にここ2週間ですが、ぽやんとした顔をして引きこもり部屋から出た彼が、いっつもいっつもゲームをしていて、休み時間遊びに誘っても来ない。

なぜならゲームがしたいから…

 

「俺だって我慢して頑張ってるのに何で?!」

をだんだんと引き起こしているのは感じていました。

 

当然の帰結として、ケンカになりました。

負けてんじゃんおまえ~

 →うるさいなー

  →やらせて!

    →ダメ!

      →キー!!!(二人)

という、男子あるあるのどうでもいいやつです。

 

一人パニックでも他害もない、

どうでもいいケンカができるようになったなんて、

本当に情緒がよくなってきたんだね。

ママは感動した。

 

ありがとう!!

 

幾度目かの再セットアップ

このことは当日は黙っていて、家では原因不明の大荒れによるママ・サンドバック扱いからのママ・ぶち切れコースとなり、それなりに大変でした。

 

翌日の登校時に、「あーやっぱあいつ怒ってるわ」という本人の誘い受けにより発覚。当日言えや。

 

情緒の安定と経験値Getは喜ばしいことですが、悪評を食い止められるかは重要なところ。

 

親も先生も結託してゲームで誘いましたとも。

けれどもほかの子の様子を見ながら、だんだん場所慣れしてきたら、「僕も頑張ってみようかな」とか「やっぱり無理!」って言いだすと思ってた

延々とゲームしてるって思わなかったんだ。

 

今や躾の問題。

待ってましたとばかりに再セットアップ。

 

ずっとタブレットしてたら、またそうなる。そろそろ君は心の病気じゃなくなってきてるの、わかるよ。ゲームは学校ではそろそろやめよう。

つまらなくて死ぬ!

死ぬ死ぬ詐欺一番嫌いだからやめて。ゲームがなければ学校にいけないなら、学校を辞めよう。学校はそういう場所じゃない。

今までは君の気持ちのための本当の特別。本当はわかってるんでしょ?

 

結構勇気がいりましたが、9:1で自信はありました。

不登校を選ばないって。

 

この賭けにはひとまず勝った!

そして驚いた。

あんなに言ってたのに、「学校はゲームするところじゃない」ってわかってなかった…

 

結局のところ今回は

  • 親の譲歩
  1. 自転車で送り迎えする(歩いていきたくない)
  2. 家でのゲーム時間は減らさない
  • 子供の譲歩
  1. 門の前からであっても帽子をかぶりランドセルは自分で持つ
  2. 中休み・掃除の時間・昼休みはタブレットをしない
  3. 授業がなくても本を読むなど、タブレットをしないで過ごす時間を作る

で合意しました。

学校のご都合もあるので0にはしなくてよいので、減らしていこうという目的。

 

まだまだ交流は避ける方向なので、支援級の授業をしても時間が埋まりません。

ほぼ私は教室に付き添わなくなっていますので、タブレット時間を減らすには先生のご協力が必要です。

 

先生は…やや弱気です…

お忙しいのもあるし

また不登校になったら…ね…

 

先生の評価を落とさないように慎重に…

また付き添うしかないかな…

ああ…私の自由時間…

 


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