先日支援級の担任の先生より
「校長先生が面談したいとのことで、お時間いただけますか?」
と申し入れがありました。
ドキリとゾッとが瞬時に走り、面談まで緊張した日々を過ごしましたが、結果的にはご理解とこれからも暖かくご協力いただく合意が取れて安心しました。
追い出し面談のトラウマ
忘れもしない今年4月、前の学校からの「追い出し面談」がありました。
連日お電話いただいている状態だったので、面談自体は当然と思いつつ、まだ入学から3週間、私はここで合理的配慮の範囲について話し合うつもりで出かけました。
しかしここで語られたのは、「追い出し面談」と称するにふさわしいものでした。
面談で「他の子が」とは何度も言われましたが、前校長先生は一度もアオの名前も口にしませんでした。
幸運な保育園生活を過ごした私は、今まで理解のない「社会」と出会ったことがなく、この面談はひどいトラウマとなりました。
現学校の校長先生とは転籍面談などで何度かおはなしさせて頂いており、話し合える、理解ある人柄を感じます。それでもやっぱり、お呼び出しには構えてしまいます。
今より悪くならないことが大事
診察の結果や、今の現状をお話ししました。
構えていた私は、ひょっとして、
「他の子に悪い影響が出るから、門をくぐるだけなら来ないでくれ」
とでも言われてしまうかもしれないと、やや必死になっていました。
- 家での生活態度に向上が見られる
- 入ると機嫌が悪くなるが、自発的に門をくぐる日も多い
- 他の子がなぜと思うかもしれないが、このまま様子を見させてほしい。来れるか来れないか、本人が選ぶまで待ってほしい。
- 他害行動も収まってきた。衝動を自分だけで押さえようという努力を感じる
先生方は毎回、異様に「ほかの子」を気にする私がむしろ不思議なようです。
実際には、学校で不機嫌な様子しか見られないアオに対して、ご心配いただいていました。
- 「引きずってきているということでなく、本人も来ることで安心があるならばよかった」
- 「今より悪くならないことが大事です。保健室登校の子もいます。同じです。せっかく来れているのに来るなという理由がない。」
- 「子供らしさゆえに無意識に傷つけることはあるかもしれないが、子供は意外と他の子のことを気にしていない。ずるいとかは無い。理由が知りたいだけのこともある」
お話を聞きながら、いつも「停滞」と思っていたのは「現状維持」であったのかもしれない。と思いました。
再登校を初めてから、悪くなっていることは何もない。
私たちは一歩一歩進んでいる。
しかし学校と面談をする度にLITALICOの鈴木希望さんの連載を思い出します。
フリースクールを検討して調べたことは前項で述べたが、私が調べた限りの、どのフリースクールよりも手厚い。これが公立の小学校である。しかも、身心ともに疲弊しきった息子が不登校を決めたときに、「苦手を克服するということから逃げ続ける息子さんを容認して、成長の機会を奪ってもいいんですか?」と私を叱責し、これは書いたことがなかったが、特別支援学級の利用や、進級を期にした転籍を願い出た際、「息子さんは頑張れば通常学級でもやっていけますから必要ありません」と跳ね除けた公立小学校と、同じ公立学校なのだ。
公立小学校は同じではない。
1年前の私に教えてあげたい…
更なる一歩の壁
学校側としてできることの提案として、週に2度ほど、担任と二人で過ごしてみてはとご提案いただき、早速行ってきました。
が、これは不調…
大暴れに母への暴力付きで帰宅しました…
他害が収まってます!
と報告した次の日でしたので、そこそこ落ち込みました…
なかなか次の壁は厚いようです。
しかしじっくり様子を見てまた考えましょう。
と学校側と合意できましたし、少しは進展もあったのでよかったと思います。
一歩一歩、来週も頑張ります!