スペクトラム トピックス

発達障害家族のa whole spectrum of topics(ピンキリの話題)。育児、発達障害,不登校,キャンプ,漫画,時短家事, 等思いつくままに

再登校2週目:母子分離で1時間を過ごす

 

今日も無事、学校に行けました!

そして事実上、5日前にまとめた1週間目で目標と記載していた

「一人で1時間でも教室にいられる」を早くも達成しました!

 

もちろん、これからそれが定着できるか、時間を延ばせるのか、長い目で支援していく必要はあるものの、大きな進歩です。

 ersg.hatenablog.com

 

昨日言葉の売り買いから

昼間に学校に行く

と言い出し、

え、ほんとに行くの?いや、いいよ?  ←水を差す母

とむしろ止める母を尻目に、

15分ではあるもののほかの子たちのいる時間に登校して教室にも入ったアオ。

帰るときはとてもすっきりした表情でした。

 

今朝も、

今日、行くよね?  ←一日でえらい変わりよう

と聞くと、

もちろん行くよ!だからマイクラ延長して~

と、明るい表情でご褒美を求める。

 

靴下も自分で履いて、自転車にも自分で乗って、ランドセルと帽子はかたくなに拒否したもののスムーズな滑り出しでした。

 

しかし母は見逃しません。

行きの自転車でずーっと指を吸ってたこと。

すぐに調子に乗る母ですので、強いストレス状態にあることを、忘れないように胸に刻みます。

 

案の定、学校につくと自転車から降りるのを拒んだり、反抗的な態度をとったり。

少しでも嫌がるなら、すぐに連れて帰ろう、と心の中でつぶやきます。

 

みんな授業中だから、静かにね 

  (≒ほかの子もいるよ。ちょっと変な目で見られるかもよ)

とは伝えました。

それでもあっさりと上履きに履き替え、まるで慣れた様子で教室に向かいます。

ドアは閉まっていました。母はドアを開けませんでした。

アオが迷いなくドアを開けました。

 

「だれ?アオ君?!」

プリントに取り組んでいた1年生が声をかけてくれます。

もじもじして母の後ろに隠れるアオ。

母が代わりに応えます。

こんにちは、アオです。初めまして、よろしくね。もじもじしててごめんねー

 

支援級の子にかかわらず、放課後ディでもそうですが、発達障害の子ってこういう時に、

「アオ君だ、もじもじしてる」

事象のみを受け取る傾向にあるように感じます。

普通級の子だったら、

なんで挨拶しないの?

 なんでおかあさんといっしょなの?

 なんでもじもじしてるの?」

ってなるところです。

この違いがコミュニケーション障害と呼ばれるところではあるのでしょうが、自分も傾向在りの母としては、シンプルで同調圧力低めで、やりやすく感じてしまいます。

 

そのうち先生が来てくれて、マインクラフトの話を始めたりというのを見て、

ママ、廊下にいるね。絶対に廊下にいるから。帰りたくなったら言って。

と声をかけて、廊下に出ました。

思わずガッツポーズ

 

最大の課題である母子分離。

家での留守番や、コンビニに自分のおやつを買いに行くなどはできても、他人と一緒の空間で一人でいるのは、実に2か月ぶりのことです。

 

一瞬でもいいや、と思ってたら意外と出てきませんでした。

それから私は生徒のいなかったカーテン横のスペースで先生がレクリューションとして1,2年生でトランプを始めてくれたりしている様子を聞きながら、ぐっと涙を抑えていました。最近涙もろいんです。

まぁ、後で聞いたら見てただけで参加してなかったみたいですけどね。でもいいんです。そこにいたんだから。

 

 

先生に授業を止めてすみません、と謝ったのですが、

「みんなそうやってなじんでいくので、大丈夫ですよ。

と言っていただけました。

なんでかこの支援級は、勉強が「進んでいる」らしいです。集団の待ち時間がないのだから、LDの少ない子であれば、進むのかもしれません。

 

1時間でちょうど休み時間となり、帰ろう、と声を掛けました。

ママどこ行ってたの?!

先生が隣の部屋でお話してるって言ってたから、我慢してた。

ほんとは帰りたかった!

と多少お怒りの反抗的態度だったのでさっさと帰ります。

 

帰りはすっきりしない表情で、ひどく反抗的かつ疲れた様子でした。

もともとはマクドナルドによってお昼を食べようといっていたのですが、

家に帰るマイクラする

と。マイクラは自分の世界に入れる落ち着きどころのようです。

イクラを30分すると、いい感じの顔になりました。

 

ちょっと一気に、進めすぎた感があります。

だいたい心の決めを守れない母。

 

今のところは、明日も行く、そうです。

 

明日は母子分離は難しいかもしれないなー

と、忘れないようにここでつぶやいておきます。