普通級に適応できずに不登校になった小学生1年生のアオ、情緒支援級に転籍し、再登校にチャレンジしています。
今回は前向きな変化が大きな週でした。
19・20週目
トピックス・前進
- 行き渋りなく登校&安定して終日過ごした!
- ゲーム時間の短縮を自分で決めた!
- 担任の先生がいなくても落ち着いて過ごせた
- ハサミワークも開始!
- 支援級の同級生と元気に遊ぶ!
- 民間学童の見学もスムーズに!
- プチキレ後の回復がより素早くなってきた!
トピックス・後退
- 帰りにランドセルを持たなくなった
先週今週は、笑い声がよく聞こえるようになった週でした。
ゲーム時間短縮
支援級の同級生が、スイッチを手に入れたそうです。
それを知ったアオ「僕は世界一不幸」とぐずりました。
この手の文句はもはやにべもなく突き放し対応です。
「おなか一杯おやつまで食べられて、温かいお布団で眠れて、教育を受けられる君は世界で上位30%の子供です。戦争で鉄砲も渡されずに大人に突き飛ばされてただ死ぬ子が世の中にはいます。世界舐めんな。」
ゲーム依存
過去記事でさんざん、「依存はしてません!」くらいに書いてますが、まぁ状況としては、「重度の依存は抜けた」というところでしょうか。
中毒かと聞かれると、まぁ、中毒ですよね…
他の人は仕事しているのに「たばこ休憩を取らないと俺はだめだからさ!」っていう状態とあまり変わらないようには思っていました。
そもそも一日に合計したら4時間は確実なところなので、医師の基準に照らせばアウト。
しかしゲーム否定派ではない我々は、
- 一日に一時間
- 外遊びもしっかりする
という条件が守られるなら、スイッチを買ってもいいと思ってます。
これは前から本人に伝えていました。
その度に「世界一不幸」が唱えられていた。
でも、今回は違いました。
ゲームを買ってほしいからゲームの時間を減らす!
文字に起こすとなんとなく矛盾を感じるこの宣言。
まだまだ目標には遠いものの、学校でのタブレット時間を1時間以上削減、家も約1時間を削減。
宣言したことは守ろうとする、アオのこういうところはとてもいいところ。
イライラによる八つ当たりも少々は我慢するよ母も。
暇な時間ができるのはとても良いことで、おかげで少し外に目が向き始めています。
工作
先日家の中で、段ボールを切って「クナイ」を作っていました。
(すぐになくしてしまい写真撮り漏れ…)
単品、絵をかいて切るだけの工作ですが、ほぼ半年ぶりの工作。
なんらか手を出したことがうれしく、連絡帳で報告したところ、早速学校でもハサミワークをしてくださいました。
絵がかわいくてほっこりします。
あ、もう、雑とかはみ出てるとか、どうでもいいので。
気持ちが回復しているとはいえ、新しい指示には緊張があります。
それでも「やってみた」、それが一番大事。
もともとさほど上手でもないハサミワーク、半年ぶりですからだいぶ下手になっていて、うれしい反面「あーこれは、図工も(普通級でやるのは)難しいな…」と思いました。
先生方がスモールステップで対応してくださるのに感謝です。
放課後遊び
4時間授業のあった日、勇気をもって、お迎えでよくお話する支援級低学年のお母さんに、「放課後公園で遊びませんか?」と持ち掛けてみました。
コミュ障母にはなかなか高いハードル。
そして、「肝心の本人がいけないかもしれない」というリスク付き…
お気持ちがね、乗りませんとね…
行っても果たしてみんな、集まって遊ぶのかとか、それなりに心配はあったのですが
、予想を裏切ってみんなで楽しく遊びました。
多少グズグズあったりヒートアップがあったりしましたが、我々の日常の範囲。
マイクラとYoutubeで過ごす放課後よりよっぽど有意義。
母’sの疲労感は半端ないけれど、「障害児」の母は、「楽しく友達と遊ぶわが子」を「見られる」ことの幸せ度合いが、定型のお母さんと比べて倍くらい高いと思う。
個性の範囲寄りに考えていた保育園時代よりもはるかにうれしかった。
転籍するまでは支援級の条件が自閉症スペクトラムだと知って、「静かな子ばっかりでなじめないのでは?!」と思っていたのですが、実際は結構騒がしい子ばっかりでした。静か&我慢強い子は、普通級で耐えられるから来ないのかな?
とりあえず今回のメンバーは「友達と遊びたい(けど子供たちだけでは心配)」子だったので、お母さんたちもみんな、遊ばせたかった。
勇気を出して誘ってみてよかった。
そしてこの日を境に、アオの不安がまた少し、薄れたのを感じます。
学校では少し触れ合っているメンバーだけど、放課後はまたちょっと違ったコミュニティ。
受け入れられる社会をひとつづつ増やしていくことが、アオの回復に役立っているのだと感じました。
先週分はこちら