先日LITALICOライフプランニング開催の「『中学受験』という選択」という勉強会に参加してきました。
発達障害育児では言わずと知れた大手のLITALICOさん、発達障害の特性を踏まえてファイナンシャルプランを作ってくださるのがライフプランニング部門。
この勉強会に参加すると無料でライフプランプランニングのコンサルティングが3-4回受けられます。
勉強会後の最も気になることが
「こちらの部門はどうやって採算を立てているのですか?」
だったのは置いといて、ためになる内容でおすすめです!
あちらもお仕事なので、あまり深く勉強会のネタバレは避け、こちらの記事は、勉強会で学んだこと+愛読の「2月の勝者」より私の私見を述べたいと思います。
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス)
発達障害児と中学受験
発達障害児の進路についての都市伝説曰く
発達障害児は公立中学校に進むと高校に進学できない
これは主にこの2点から囁かれる噂です。
- 公立高校の受験に内申点が重くかかわること
- 私立の多くが高校の募集を行わないこと
支援級~普通級+通級くらいでやっている凸凹っ子は、とにかくバランスが悪い。だって凸凹だから…
しかし公立中学校で求められるのはまさにバランス。
忘れ物が多い、字が汚い、整列座りが耐えられない、人前で発表するのが苦手…等、1つ一つは配慮してもらえれば、ということでも内申点ではサクッとマイナスがついてしまう。提出物きっちりとかうちではまず親が無理。
成績がよくたって、それで5がもらえないのが内申点の嫌なところ。
また定型発達のお子さんでも、中高一貫校の増加に伴い、中学受験の需要は高まっているそうです。
私立中学校は発達障害を受け入れるのか?
これにもいろいろ都市伝説があります。
- 中学受験をするには、支援級を抜けていなければならない
- 入学後、発達の相談をしたら入学が取り消された
こちらについては、講師の方は否定されていました。
そもそも入試から入学まで、この情報をちゃんと入手するフローは学校側にありません。
制服の合わせや、説明会時に立ちあるき等があっても、それは年に何人かはいるもの、として先生方もご認識いただいているそうです。
しかしながらHPやら説明会で詠われることはない。
星槎や武蔵野東は有名ですが、ここは療育などもちゃんとするような特殊例で、ほかの私立は基本、「できる限りの対応」となることから、集まってしまうとキャパオーバーになってしまう。
ということはつまり、一通りはちゃんとできないとダメ、ともいえるでしょう。
私立は得意を伸ばす。苦手の克服は支援級のほうに利
それでも私立が良いのは得意を伸ばす教育である、という点。
例えば、文科系の部活、例えばサイエンス部や電車部の場合、公立でにぎわっているイメージはありますか?
私立に行くと、文科系部は「インテリの集まり」です。
↑これは実際に私立男子校出身の人はみんな言います。
顧問もしっかり指導してくれる人がついてくれるので、尖った子がヒーローになれる。在籍人数が多く、大会などに出られるような部なら、費用のかけ方も違います。
逆に苦手部分を伸ばしたいのであれば、支援級のほうが特殊教育に向いており、利点があるかもしれないとのことでした。
そもそも受験なんてできるのか?!
筆記が苦手、じっと座ってるのも苦手!な凸凹児が受験できるのか…
凸凹業界にはお勉強好きな子も居ますが、うちみたいなのは本当どうなってしまうのか😂
この勉強会でここが一番ためになったところでした。
実際問題5年後なのでどう転ぶかわかりませんが、「学校には通えないのに塾に通える」は不登校あるある(だと思う)
目的とやることがはっきりしており、友達関係の煩わしさも少ない。
受験のためにはほぼほぼ、塾は必須となりますが、塾に通えることはまず、私立でやっていけるかの目安になります。
また、受験形式はかなり多様化しており、LEGO入試を行なっている学校もあるのだとか!
このような多様化は、今後さらに進んでいくだろうとの事でした。
ライフプランニング部開催の勉強会でしたので、お金の話はかなり多く扱いますが端折りました。
1時間半でかなり詰め込まれた内容でおすすめです!
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楽々かぁさんこと大場美鈴さんのコラムです。
更に↑の記事に関連した記事であるこちらも紹介しておきます。
楽々かぁさんの著書を読んだとき、私は衝撃でした。
こんなに楽しくこんなめんどくさいことができるのかと。
そして、ここまでして普通級に適応させなければならないのかと。
そんなかぁさんの言葉だから染みます。
奴隷座り反対!!
脱線してくるのでこの辺で。