♯学校ムリでもここあるよ! プロジェクトについて書いていた時に思い出した不登校はじめの苦い思い出について書いてみます。
続きを読む「学校ムリでもここあるよ!」キャンペーンがすごい!
友人から近くでこんなのやってたよ!と教えてもらった
吉祥寺3rdschoolさんの「♯学校ムリでもここあるよ」キャンペーンのご案内
プログラミング教室が、無償で不登校児に「居場所」を提供してくれる、とのこと。
こちらの運営費は、クラウドファンディングのようです。なんて素敵な使い方。
そもそも「♯学校ムリでもここあるよ」ってなんじゃいというと、複数のNPO法人が共同で立ち上げたプロジェクトで、全国で「居場所」を提供してくれる団体を募り、自殺の増えるこの時期に、学校以外の居場所を提供する、というもの。
「死ぬほどつらいなら逃げてもいいよ」とマスコミからも聞かれるようになりました。 でも、子ども達はどこに逃げればいいのでしょうか?
相談する人や居場所がない、学校に行くのがつらい、生きづらいと考える子ども達に、 私たち大人は何ができるのでしょうか?
いやもうほんと!
不登校始まってすぐの時に追い詰められたのがそれですよ。
居場所がないの。
すべてご協力の中での運営のようなので、しょっちゅうはできないでしょうが、ぜひ継続してほしい!
フリースクールや放課後ディ、NPO法人の方がイベントを開かれているのが多いのですが、3rdschoolさんのように民間企業や、変わったところでは弁護士事務所さんまでが参加されています。
また不登校の初めに結構1,2年生を受け入れるフリースクールを探したのですが、見つけられていなかったスクールがこちらのページからいくつか見つかりました。
もう折り返し地点なキャンペーンですが、そういった意味でもこのページは意味があるかと思います。
来年もやるかなー?ぜひやって欲しい!
反省点:これから小学校に進学するお子さんのご両親へ向けて
恵まれたことに私には「うちの子発達障害で不登校になっちゃいました!」と話せる知人がたくさんいます。温かい励ましと受け入れをいただき、皆さん言います。
「反省も後悔も必要だけど、前を向いてこれからのことをね」
今回は、その反省と後悔を前に向けるように、読んでくださる方に役立つメッセージになるように、気を付けて書いてみます。
小学校に入学する前に
・病院での診察を受ける
そう、保育園児に懸念を指摘され、母も、まぁそうだよね、と思っていたにもかかわらず、診断を受けていなかったのです。
理由はいくつもありますが、結局のところは、「障害」というものを受け入れていなかったのだと思います。
本音では、障害児として診断されるのが嫌だった。
少なくとも民間療育施設に行くなどして、セカンドオピニオンを聞いておくべきだったと思います。
今、彼の心に傷を残すことになり、なんでそんなことにこだわったんだろう、という思いです。障害を受け入れることについては、別にまた書きたいと思います。
・就学前相談を受ける
「発達に懸念のあるお子さんが受ける教育委員会での相談」のことです。
実のところ、私は就学前相談を受けるつもりがありました。
受けなかったのはちょうど時期に自分と子供の病気が重なりバタバタしていたり、引っ越しを決めていたこともあってその準備に忙しくしていて、「忘れていた」というものすごくタスクベースでどうしようもない話で、ここに一番後悔が大きいです。
就学前相談を受けなかったことについて、入学後のお呼び出し面談で、「障害を隠して入学してきた自覚のない親」くらいの責められ方をしました。軽度と誤認していたのであって、隠すようなつもりはありませんでしたが。また転籍するための手続きに時間がかかって不登校が加速してしまう原因となりました。
お役所もそれに連なる学校も、「手続きを踏んでいない」ということに過敏だし、柔軟に対応していただくことは難しいのだと知りました。
もし相談を受けていたら、支援級に進学して楽しく過ごせていたかもかもしれないし、情緒支援級のある学校に最初から在籍できたかもしれないし、普通級でももう少し配慮いただけたのかも知れない。
後悔の止まらないミスです。
・学校の見学に行く
今は学校公開として、部外者も立ち入れる日が平日土日と用意されているかと思います。が、学校公開に足を運ぶだけでは不十分だと思います。
私は2回、学校公開に行きました。どちらも1時間30分ほど滞在し、1年生の教室でフラフラソワソワしている子も適応している様子や、タスクや授業内容が簡素に黒板に書かれていて視覚優位に配慮されていることなどを確認しました。
けれどやっぱり、学校公開の日の授業というのは学校公開の日用の授業だったり、保護者に来てもらいたいイベントを学校公開として設定していたりするんですよね。移動も少ないし。特にこの2回のうち1つは観劇が含まれていた日で、完全に特殊な日でした。
入学後学校に見学に行った日、学校公開とは比べ物にならない忙しいスケジュールを目の当たりにしました。次から次へと指示されるタスク、休憩時間のほとんどない時間割、並んで着替えて移動、並んだ体育で運動会の練習(行列!行進!ダンス)、並んで着替えて移動、あれもってこれもってまだ移動、はい連絡帳出して教科書開いて駆け足の授業…。この日は11:00からの5分休憩までまともに自由になれる時間はありませんでした。私も無理!
とはいえ、入学前に普通の日を1日見学させてください!といっても学校側に受け入れていただくのは難しいとも思います。学校公開の中でも、比較的通常授業に近い日を聞き出し、その日をすべての移動まで含めて丸一日、見学してみるのが一番いいのかなと思います。
なお、転籍先の学校の例では、この「通常授業」の学校公開は年に2回しかありません。
5歳児(年長)に入ったら速攻でお電話されるのをおすすめします。
・子供の障害をよく知る
私は彼をADHDだと思っていましたし、療育先でもそのような方向で話されていたように思います。問題点は衝動性と多動性。
自己紹介にも書いた通り、彼の診断はお医者さんでも割れます。最近母はHSPなんじゃないのとか思い始めました。
教室で座ってられないんじゃ、とは思っていましたが、音楽と体育が受けられないなんて全くのノーマークでした。
4月は全部登校しましたが、音楽室には1度も入ることができませんでした。
保育園でももしかしたら耳に過敏があるのかも…ということが数回あったのみ、自宅では映画を見るのが苦手、くらいにしか思ったことがありませんでした。もっと掘り下げておくべきでした。これも通院していればひょっとして、見つかっていたかもしれません。
やっぱり耳過敏だったんだ!と本当に気づいたのは、入学式で2年生が歌ってくれた歌を聞きたくなくて耳をパカパカさせ、気持ち悪い多動が発生していた時です。CDの音楽を大容量でかけるのは大丈夫、しかし微妙にハーモニーのずれている歌は騒音で、その音が響くように作られた音楽室は彼にとって拷問室。体育も、音の響く体育館が前提として難しいです。
なかなか判定が厳しい…。
まとめ
自己判断絶対ダメ!
あたりまえ?
療育先も同じ意見だったともいえるのですが、セカンドオピニオンを求めなかったのが良くなかったかなと思います。
参考になりましたでしょうか?
こんな経験ですが、誰かのお役に立てばせめても幸いです。
今回も長文にお付き合いいただきありがとうございます!